ローラー60分 / 世界選手権のデータ

ランをそこそこの距離、そこそののスピードで走るとダメージ大きいな。バイクとは違って、もっと直接的な足の痛みの気がする。自転車もだが、練習を繰り返せば、強度を上げた練習をしてもダメージは少なくなる。ランをもう少しすれば、ランのダメージも減るだろうが、それではそもそも自転車の練習が減ってしまう、悩ましい。


昨日しっかり走れて、足が動かないので躊躇なく軽く流して終わり。

ローラー60分 184w 660kj TSS42


世界選手権ジュニア女子を優勝したクロエ・ディガード選手のデータ。

http://peakscoachinggroup-japan.blogspot.com/2015/10/blog-post.html?m=1


このNPから捉えることの出来ることは?という難しいお題を頂きました。NP以外の項目も含めて、ここから読み取れることを書きたいと思います。


結論としては、このNPから読み取れることはいっぱいありますが、自分がトレーニングするときにNPで管理することって特にないんじゃないかな。結局、個人で〜分走とかをするときはaveを見るし、誰かと掛け合いみたいな練習をするときは、そもそもパワー見ないから。やっぱりNPってのは練習終わったあとの考察に使うものかな。練習中にNPで管理するっていう概念であれば、NPは仮に一定ペースで漕いだ場合っていう強度を表したものであって、あくまで高さを表したものだから、練習中にそれを見ても仕方がない。管理する意味では、そこから算出されたTSSという面積で練習量を調節した方が有効だと思う。


それだけだともったいないので、このデータから読み取れること、活かせることを書こう。


まずはFTP285wに対して、1:42のレースでNP286wということは、絶対にあり得ない数値なので、前回FTPを計測したときから成長したか、レース故の力を発揮出来た証拠です。想定するに、本当のFTPは300wくらいで、まだジュニアの選手ということで、来年の世界選手権では更に強くなっている可能性が高い。ということは、来年、この選手に勝とうとした場合、300w程度のFTPと、レースの中でも40秒600w、3分320wを繰り返すことが出来るのが最低条件。そのスコアを目標に練習する必要があるということが分かります。


あとは、NP286wという絶対値ですが、ave.235wに対して差が50w。レースで+50wというのは、決して大きな数値ではないので、極端に暴れるような走り方をしたわけではないということが分かります。それにも関わらず、286wという大きな絶対値を表したということは、それなりに先頭に出たり、坂でのアタックなどを含めて、レースを作る動きをしたことが分かります。特にアップダウンの少ないコースなので、平地でそれなりに踏んだ証拠です。そうでなければ、ave、NPともにもっと小さな絶対値になるでしょう。


あとは何だろう…、考えるのに疲れた。

来年の世界選手権はカタールなので、おそらくアップダウンは少ないコースだと思います。とすると、パワーウェイトレシオではなく、パワーの絶対値を目標に練習した方が効果的。とにかく、どんな目標で練習しないといけないってのを示してくれているのはライバルにとって大きいです。