ローラー40分走 / 自転車って効率のいい乗り物

明日、しっかり乗るつもりなので、そこそこローラー回して今日は終わり。

アップ10分、ツラくならない負荷で巡行40分、ダウン10分で、40分は240wくらいかと思っていたが、終わってみると254w。


もう3、4年くらい前だと思うけれど、ローラーで1時間走ってのやったときは、全力でやって270w届かなかった。その時と比べて、今レースしたら、レースで速くなったとは思えないけれど、こういう長いのはベース上がってるのかな。逆に言うと、3分とか、5分とかは自転車始めたとき(=ボートの現役時代に一番近いとき)がピークで、その後は弱くなってる一方だと思う。

だからレースっていう見方をすると、単純にパワーだけでは比べられない。


トータルで60分 840kj TSS69



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さてさて、炎上H山先生のFacebookがらみで、書きたくなったことがあるので、ちょっと小難しいことを。


自転車って地球上に存在する移動手段の中で、最もエネルギー効率のいい乗り物って知ってました?人間の力を動力とする、徒歩やランニング、自転車、スキー、ボートとか、機械的なものを動力にする車、電車、飛行機とか全ての移動手段で一番です。

これって逆に言うと、もっともカロリーを消費しないで移動出来るってことだから、よく言われている自転車ってダイエットにいいってのは、間違っていないけれど、半分はウソです。だって、カロリー消費しないで移動出来るんだから、ダイエットになるわけがない。

自転車がダイエットにいいって言うワードにダマされて、優雅にサイクリングロードとかを走っている人いますけれど、おそらくそういう走り方では全然カロリー消費しないので、痩せません。ためしにこういう人たちにパワーメーターつけて、消費カロリーを見てみればおもしろいかも。おそらくウォーキングの方がダイエット的には効率いいはず。


間違っていないというのは、自転車の場合は、ロードでもマウンテンでも、それこそママチャリでも負荷を意図的にかけるとこが出来るから、そういう走り方をした場合は劇的に消費カロリーが増える。残念なのはエネルギーを使って、空気とケンカしてるだけってのが自転車のザンネンなところですけどね。

ダイエットでも、速くなる為のトレーニングでも、しっかり空気とケンカしないとダメってことなんです。


ちょっとここからはパワーメーターを使っていない人には分かり難くなるかも。

ダイエットという観点で大事なのはkj、トレーニングという観点で大事なのはTSS。どちらもざっくり言うと、強度×量を数字で表したものですが、同じではない。

kjは量の方に重きが置かれていて、TSSは強度の方に重きが置かれている。だからkjを増やしたければ乗る時間(あくまで距離ではない)を増やせばいいし、TSSを増やしたければ強度を上げればいい。でも、あくまでかけ算だから、一方がゼロであったり、極端に小さくてはいけない。


だから、ダイエットが目的でも、速くなるためのトレーニングが目的でも、ある程度走れる人たちであれば、時間も十分ある休日に、海浜公園の回りとか平地を集団でグルグル回ってるのって非常にナンセンス。空気とケンカしないで、距離だけ伸ばして満足しちゃうから、結果、kjもTSSも増えていない。速くなりたいなら山に行かないと絶対ダメです。

まぁ、平地でもしっかり強度も量も確保して走れる人は、それはそれでもOKなんですけどね。


ちょっと話しがズレてきた気がするけれど、どうやってまとめればいいんだ…。

この話しはまだ続きがあります。続きは具体的に数字を使ってkjとTSSの関係を示すのと、ダイエットの為に最低限必要な強度ってのを考えてみたいと思います。多分、興味ある人には非常に面白いパワーデータの話しになると思います。

出来れば明日書きたいと思ってます。